なぜ高齢になるほど眠りが浅くなるのか?

サプリメントアドバイザーの児玉晃典です。

本日も前回に引き続き健康寿命と睡眠について考えてみましょう。

【年齢とメラトニンの関係】

メラトニンは、光を浴びると分泌が減少し、光が遮断されるとことで分泌が盛んになります。

 

メラトニン分泌量

 

なので、夜中であっても、明かりがずっと照らされているところで活動していると、
メラトニンはほとんど分泌されません。

夜中までテレビやパソコン、スマホをなどを使うことは、メラトニンの分泌を抑えることになり、眠りの質が悪くなってしまいます。

また、

夜中まで明るいところにいるということは、成長ホルモンの効果も弱くなってしまうので、
身体的な面でも精神面でも悪影響が出てきます。

つまり、老化を速めることになりかねないのです。

徹夜など夜中に仕事をしている人は、元気がなくなるし、体の老化も早いと言われています。

 

睡眠の働き

 

それは、昼間眠っていてもメラトニンの分泌が思うようにいかないからです。

できれば昼夜逆転の生活は避けるべきなのです。

若いうちはメラトニンの分泌は盛んですが、残念ながら年齢とともに落ちていきます。

 

メラトニンと年齢

21~40歳のメラトニン分泌を100とすると、41~50歳になると約66%、
51~65歳になると約50%、65歳以上になると約33%にまで減ってしまいます。

高齢になるほど眠りが浅くなったり、睡眠障害が起こったりするのは、
このことも関係しています。

だから、

年を重ねれば重ねるほど、睡眠に関して、もっと関心を持ち、
よく眠れるための努力をする必要があるのです。

良質な睡眠を取れないことを年齢のせいにするのではなく、
昼間の活動や食事、サプリメントなどを積極的に活用しなければならないのです。