サプリメントアドバイザーの児玉晃典です。
今日は、
体づくりに必須の生活サイクルについてお話しします。
①しっかり食べることも練習の一環
「うまくなりたい」「強くなりたい」と願い、
毎日厳しい練習に取り組んでいるはアスリートがたくさんいることでしょう。
ただし、
練習だけがんばってもいい選手にはなれません。
スピードを上げたり、パワーをつける必要があります。
そのため日々ウェイトトレーニングや走り込みなどを続けるわけですが、
体に充分な栄養がなくてはせっかくのトレーニングの効果が発揮できません。
成長期の選手の体をつくるのは栄養であり、
バランスの良い栄養が摂れるのは食事を基本にした食生活になります。
つまり、必要なパワーを身につけるためには、
「しっかり食べる」ことが大前提です。
「なぜこのメニューを食べるのか」
「どのタイミングでどんな栄養を摂ればいいのか」
という視点から食事を考えれば、
自分に足らない栄養素や食べるタイミングも見えるようになります。
強い骨格をつくり、筋肉をつけるために、
食事は朝・昼・夕の3食をできる限り決まった時間に摂り、
3食で摂りきれない栄養素を間食やサプリメントで補います。
朝食を食べない人が増えていますが、
アスリートにとって朝食抜きは絶対にしてはいけないことです。
朝食を食べることで体のスイッチがオンになり、
糖質というエネルギー源を得て朝練習の成果も身につくのです。
朝起きが苦手で欠食している人も、
いつもより15分でも30分でも早く起きることで
朝食を食べる習慣が身につきやすくなりますので、
練習の一環として取り組む必要があります。
②睡眠中に筋肉がつくられ体が大きくなる
早起きすることは質の良い睡眠をとることにもつながります。
アスリートにとって、
睡眠(休息)は練習や食事と同じくらい重要です。
人の成長ホルモンがもっとも分泌されるのは
午後10時〜午前2時です。
ですから、
この時間帯は深い眠りであるノンレム睡眠に入り、
全身の細胞を休めることが理想です。
練習で傷ついた筋肉や骨も、
前日にたんぱく質やカルシウムなどを補給することで
眠っている間に補修され、
より太く強い筋肉や骨へと成長します。
睡眠は充分にとることで、
怪我をしにくい体をつくることにもつながるのです。
ただし、
食後すぐに眠ってしまうと睡眠中に消化器官が働いている状態になるので、
睡眠の質が低下してしまいます。
遅くとも就寝の2時間前には夕食をすませるようにしなければなりません。
それぞれの年代や力量に応じたトレーニングを積み、
トレーニング量に見合った食事を摂り、
しっかりと休むことが大切です。
これを毎日繰り返すことうちに体が大きくなり、
その分練習量を増やすことができます。
アスリートとして力をつけるには、
規則正しい生活を送ることが実は近道なのです。