創業の精神
「子どもたちの可能性が無限に広がることを支援する」
Founding spirit

創業者である児玉昭三は、家庭の事情により生まれ故郷である山間部の田舎町を離れ家族全員で広島市内に移り住み、小学校へ通うこととなりました。
田舎では味わえない学ぶことの楽しさや、自己の可能性が無限に広がっていく感覚に目覚めたのです。
この自分の喜びを、ほかの子どもたちにも味わって欲しいと思い始め、教師になることが夢となりました。
教師をするからには、先進的な教育を実践的に学ぶことができる広島高等師範学校(後の広島大学教育学部)に行きたいと考え、目指すことを決意します。
入学後、「自主」「共同」「探究」の精神を育み鍛えることで創造的な子どもを世に排出する教育哲学を体験的に学び、夢と希望を持って中学校の教師となりました。
師範学校在学中には、家族も生まれ故郷に戻っていたこともあり、田舎で教師生活を始めることになりました。
しかし、田舎の学校では戦後間もないこともあり、必要な教材が圧倒的に不足しています。
「見て触れて感覚的・具体的に習得あせることによって人間性の発展を育成する」という理想の教育が実現できないと、思い苦しむこととなりました。
思い悩むなか、教師のままでいることよりも、学校に必要な教材などを提供する側となり、教育を外から支援することで自分の理想を追い求めることを決意します。
そして、教師をやめるとともに、自分の専門科目である理科教材と、親族が既に仕事としていたスポーツ用品を提供することからスタートしたのです。
「子どもたちの可能性が無限に広がることを支援する」という少年時代からの念いを、自らが教師として実現するのではなく、教育環境整えることを外部からサポートすることで貫くこととなったのです。