サプリメントアドバイザーの児玉晃典です。
本日は
ケガの予防と回復に有効なサプリメントについて話をしていきましょう。
スポーツ選手にとって、ケガは絶対避けたいところです。
日頃の体調管理や筋力、骨、腱やじん帯の強化を意識することが、
ケガを予防したり、大きなケガを軽症ですませたりすることにつながります。
食事から摂取しにくい栄養素はサプリメントを活用しましょう。
《カルシウム》
ケガが骨折など骨の損傷をともなっているときは、当然骨の材料になるカルシウムの補給が大切ですし、たんぱく質の補給も同じ理由で欠かせません。
食事でカルシウムとたんぱく質を合わせて補給する最も簡単な方法は、
牛乳、ヨーグルト、チーズといった乳製品をたくさん食べることです。
でも、十分な運動ができないケガの回復期だと、体脂肪の増加が心配ですから、
こんな時こそサプリメントを活用しましょう。
《コラーゲン》
コラーゲンというと美容のための栄養と思う人が多いのではないでしょうか。
その成分のほとんどはたんぱく質で、
人の体内に存在しているコラーゲンの量は、全たんぱく質のほぼ30%を占めています。
コラーゲンは細胞と細胞を繋ぎとめる役割をしていますので、
コラーゲンの摂取は肌の美容のために有効です。
でも、コラーゲンの働きは美容だけではありません。
人体の中で、骨、関節、腱、じん帯など結合組織の材料となります。
骨の材料としてカルシウムがよく知られていますが、
骨というのはコラーゲンの網目の中にカルシウムが入って形成されています。
ですから、骨の材料となり、関節の動きをスムーズにする働きのコラーゲンは、
骨折・捻挫・アキレス腱のケガの予防や回復などに効果的です。
コラーゲンは食事に含まれるたんぱく質から体内で合成されますが、
コラーゲン自体を積極的に摂ればより体内のコラーゲン合成が高まります。
コラーゲンを多く含む食品は鶏の手羽やふかひれなどですが、これらを毎日食べるのは難しいため、十分な量を継続して確保するにはサプリメントを使用するのがおススメです。
さらに、
体内のコラーゲン合成に不可欠なビタミンCも合わせて積極的に摂りましょう。
《コンドロイチン》
コンドロイチンは、軟骨、骨、角膜、皮膚、血管壁に存在する粘着物質で、
細胞や組織同士を結合させる働きを持っています。
また、
細胞や組織の保水性、弾力性、円滑性を保つ作用があり、関節などにかかる衝撃を吸収するという重要な役割を担っており、スポーツ選手にとってはケガの予防や回復のために効果的です。
鶏の皮、牛の軟骨、魚の目玉、山芋、オクラなどの食品に含まれていますが、
日々の食事では摂取しにくい栄養成分ですので、
効率良く摂取するためにはサプリメントの活用をおススメします。
《グルコサミン》
グルコサミンはグルコースとアミノ酸からつくられるアミノ単糖であり、
軟骨の構成成分として関節に広く存在し、関節部分において重要な役割を担っています。
コンドロイチン同様、関節の衝撃吸収力や関節痛軽減に効果があるといわれています。
エビやカニの殻、イカ、ウナギなどの食品に含まれていますが、
コンドロイチン同様日々の食事では摂取しにくい栄養成分です。
軟骨が摩擦を起こす関節炎などの軽減、
その回復にはサプリメントを活用することをおススメします。