今回の話は、「先生の学校」の記事からピックアップしています。
記事のタイトルは以下の通りです。
身近な「おもしろい」を学ぶ意欲につなげる授業のつくり方。
「内発的な学習意欲」と「自己実現のための学習意欲」を活かしたアプローチとは?
弘前大学教育学部附属小学校教諭 教務主任 図工専科
八嶋 孝幸先生のインタビュー記事になります。
子供たちが発する「先生、これでいいですか」という言葉に違和感を感じて、
取り組んでこられてたことからの言葉です。
ぜひ読んでいただきたい記事です。
以下の青文字は記事の抜粋です。
発達心理学者である櫻井茂男さんは著書「自律的な学習意欲の心理学」の中で、
学習意欲を「自ら学ぶ意欲(自律的な学習意欲)」と「他律的な学習意欲」に分類しています。
学ぶ意欲とは、文字通り自発的に学ぼうとする意欲のこと。
一方、他律的な学習意欲とは、他者からの指示やプレッシャーによって、
(多くの場合は仕方なく)学ぼうとする意欲のことです。
図工の時間に子どもたちが発する「これでいいですか」の言葉の背景には、
他律的な学習意欲で学習に臨んできた経験が多いことが推測できます。
自ら学ぶ意欲は、
さらに「内発的な学習意欲」と「自己実現のための学習意欲」に分類されます。
内発的な学習意欲とは、簡単に言えば「おもしろいから学ぼうとする意欲」です。
学年が下がるほど、非意識的におもしろいから学んでしまうという傾向が大きいです。
一方、自己実現のための学習意欲は、「〇〇になりたい」「人の役に立ちたい」など、
人生や将来の目標を達成するために「意識的に学びを広げたり深めたりする」意欲です。
「内発的な学習意欲」と「自己実現のための学習意欲」の要素を
教育活動の中に意図的に汲み込んでいくことで、
子どもたちの「これでいいですか?」は少なくなっていくのではないかと仮定し、
さまざまなアプローチに取り組んでみました。
学習意欲について、分かりやすく分類をされていますね。
大人が子どもをみるとき、または仕事において上長にある人が部下を見るとき、
他律的な学習意欲を持たせようと一生懸命になっていることが多いなと思います。
経験者から見ると、
もっと成長してほしい、こうすればもっと早く成長できる、
などと思い、ついつい口を挟んでしまします。
しかし、
最終的に相手が成長していくかどうかの大きなところは、
自律的な学習意欲にかかっています。
それが、頭では分かっていても、
マインドが自律的な学習意欲が高まることを待てないものです。
だから、
学校においては、子どもが「これでいいですか」と聞いてくるし、
会社においては、部下が何かと質問と確認をしてくることになるだろうと思います。
自律的な学習意欲を持つ要因になる一つが
今回の「おもしろい』という感覚です。
子どもたちに対して、部下に対して「おもしろい」と思わせることが
相手の成長を促すためにも大切な要素となるんですね。
あなたは、今回の記事をどのように感じましたでしょうか。