自分ごとにならない研修

今回の話は、
「先生の学校」からのメールマガジンにあった校内研修のお話です。

戸田市立美女木小学校での校内研修の改革に取り組まれた話になります。

インタビューに答える教頭の勝俣武俊先生

校内研修の課題としては、
研修を受けても先生が「変わらない」ということでした。

勝俣教頭先生は、
自らの学びの中から「変わらない理由」を次のように捉えます。

子どもだけでなく、大人も
「自分で学び、その中で自ら気づいたことでしか変わらない」

この考えを基盤として、
「教員が学びたいことを、学びたい人から学ぶことができる」
という現在の研修スタイルに辿り着いたと言われています。

このことは、
学校だけでなくあらゆる場面で当てはまる話だなと思いました。

一般の企業においても、
社内研修や外部の研修に社員を派遣することが多く行われています。

しかし、
お金をかけた割には成果が出ていないと感じている
経営者や人事担当者は多いと思います。

今回の勝俣教頭先生が気づいた「変わらない理由」は、
「学び」を考える上では、常に気を付けておかねばならないと感じました。

また、
今回の話の中でシステム思考教育家の福谷彰鴻さんの言葉として、
「人は変化することを恐れるのではない。
人に変化させられることを恐れるのである」
というものもありました。

人は、
相手がなかなか思うように動いてくれないとき、
相手に変化を求め、いろいろやってみますが、
上手くいかないことが多いですよね。

しかし、
相手が自主的に変化することを
何もせずに待ち続けるわけにもいかないと思います。

相手の興味や関心に注意をしつつ、
どんな環境をつくっていくかが問われていると思いました。

あなたは、今回の話をどのように感じたでしょうか。