今回は、漫画「約束のネバーランド」1巻(集英社)からの話です。
この漫画はすでに完結していますが、
テレビアニメ化・小説化・映画化された人気作品です。
主人公である11歳の少女が仲間と共に、
鬼の支配する世界からの脱出を図る手に汗握るストーリーとなっています。
是非一度読んでいただけばと思います。
今回タイトルで使った言葉は、
主人公が仲間たちと鬼ごっこをしている中で出てきたものです。
主人公の少女が、
かけっとでは負けたことがない友人に
鬼ごっこでは勝つことができません。
その理由が次のように述べられています。
以下は原文の抜粋です。(青文字)
問題。
現状ノーマン(友人の名前)にあって、
エマ(主人公の名前)にないものなーんだ?
戦略だ
確かに単純な身体能力ならエマが上だろう
でもノーマンは頭が強い
ハンパない
そしてこれは鬼ごっこ まさに戦略を競う遊びなんだよ
標的がどう動くか、鬼がどう攻めてくるか、
状況を観察分析し、常に敵の策を読んで利用する思考が必要になってくる
身体をフルに使ったチェスみたいなものだ。
少なくともノーマンがやってんのはそういう遊び。
最後にノーマンが、
そこが鬼ごっこの面白さでしょ?
この「戦略」を目的に合わせてどのように活用していくかが、
「約束のネバーランド」全巻を通してに大切なキーワードになっています。
私自身、日頃目的を達成するために、
戦略を立てて活動をしているかと考えると
心許ないなと思います。
特に、「観察する」に関しては、
思い込みがすぐに入ってしまい、
甘くなってしまうことが多いなと思います。
ということは、
第一段階で躓いているわけですから、
上手くいかないのも当然だなと思いました。
あなたはいかがでしょうか?
抜粋の最後に、
「それが鬼ごっこの面白さでしょ?」とあります。
主人公と友人の鬼ごっこに対する捉え方が全く違うことが分かります。
ものごとの捉え方が変わるだけで、
目的を達成するスピードが全く変わってしまうことが
今回の抜粋部分から読み取れます。
「約束のネバーランド」ストーリーも面白いですが、
学びになる部分も多いので、是非読んでみてください。