今回の話は、「先生の学校」から紹介された記事からです。
ドルトン東京学園中等部・高等部校長 安居長敏さんのインタビューになります。
記事のタイトルは以下の通りです。
ぜひ読んでみてください。
人生、ありのままの自分を出せたもの勝ち!
20年の教員生活から起業に転じ、
50歳を前に再び教育現場に舞い戻った校長の思い
ドルトン東京学園の特徴として、以下のように書かれています。
それがユニークだしたので、今回取り上げてみました。
青文字は、記事の抜粋です。
ドルトン東京学園は、
「ドルトンプラン」という学習者を中心とした米国発祥の教育メソッドを実践する、
日本で唯一の中高一貫校です。
学習者中心の学校ということで、
当校における教員や校長の役割は、
おそらく一般の学校とは少し異なるのではないかと思います。
というのも、
当校は、校歌や校則、定期テストやチャイムといった、
学校だったら当たり前にあるものが「ない」状態からスタートしています。
なぜ「ない」かというと、
「それらがなぜ必要なのか」という原点のところから考えたいからです。
例えば、
授業を受けるためには床に座るよりも机と椅子があった方がいい、
先生の話をメモするためにはノートと筆記用具が必要だ、
といった具合に、一つ一つの必要性を吟味し、
必要だと判断したものの価値を最大化して、
校内にどのような形で整備すれば子どもたちに最も効果的に活用してもらえるのか、
というところまで考えたいんです。
「学校なら当たり前」という枠を外して、
イチから自分で考える。
それが生徒の考える力を育む一番の近道になると私たちは考えています。
コンテンツも教え方も含めてイチから考えて、
従来の学校とは一味違った新しい学校の価値を生み出し、「
教育ってこういうことだったのかもね」と
世間に認めていただけるような学校をつくりたい。
子どもたち自身が、
自ら学び成長するその過程からつくれるような学校にしようという思いで、
2023年で開校5年目を迎えました。
今回の話の中である「当たり前」という枠を外すことは
なかなかできることではありません。
枠を外すということは、全てのものを一から創り直すことになり、
膨大なエネルギーを要するからです。
枠の中には、
今まで先人たちが苦労をしながら積み上げてきたものが多く、
作られた当時は良いものとしてできたものであるからで、
だからこそ、残っているとも言えます。
そんな中でも、「当たり前」の枠を外すということは、
生徒の考える力を育む一番の力になると確信しているからなのでしょう。
時代とともに「当たり前」のことが不必要なものになっていたり、
逆に教育の足枷になっているものもあるかもしれません。
そこで、今一度必要。不必要を再吟味し、
必要な理由と、その活かし方を再構築することが、
実は成長をする上での近道なのかもしれないと考えさせられました。
こういったユニークな学びをしている学校が存在していることが、
何よりも面白いと思いましたし、
今後の教育の可能性を広げるものになるなと感じました。
あなたは、今回の記事を読んでどのように思いましたか。