今回は、「先生の学校」のメールマガジンより
「生徒と教員は、対等というスタンスでの実践を」の記事の中に出てくる言葉です。
この記事は。元公立中学校教員であった平本直樹さんが、
心理学者であるアルフレッド・アドラーの著書「アドラーの心理学」から
学ばれたことにより、自分の価値観として捉えているものです。
この考え方を学校の生徒指導にも活かされた実践の話が
今回の記事でした。
学校の先生と生徒の関係は、どうしても上下になりやういものですが、
同様に、会社のおける上司と部下の関係や経営者と社員の関係も
対等ではなく上下になりやすいなと思います。
今回の記事の中で、
上下関係であることの弊害として、
生徒への管理体制が強くなり、生徒の自主性が下がってくると。
対等に接することによって起きたポジティブな変化して、
次のようなことが挙がっています。
生徒が本音でしゃべってくれる
相談対応がスムーズになる
教員と生徒、生徒と生徒が困ったときに自然に助け合える
心理的安全性が確保される
私自身が社員と対等な関係であるという考え方を持って日々接しているかというと
疑問に感じる点が多くなります。
どうしても、
「ああしてほしい」「こうしてほしい」「こうした方が良くなる」と考えてしまい、
相手の意見を引き出すことのないまま、指示命令をしてしまいがちです。
心の中では、自主性を持ってやってほしいと思いながらも、
実際にやっていることは逆になっているのです。
あなたは、いかがでしょうか。
部下に対して、子どもに対して、生徒に対して、対等に接すことができていますか。
もちろん、この考え方が全てではないかもしれません。
しかし、
この考え方を心に持って接することによって、
関係性がより良いもになっていくと、私は感じています。