東京藝大学長が教える「好き」の極め方

自分の「好き」を見つけることは案外と難しいものです。
どのように「好き」を見つけ、究めることができるのか。

東京藝術大学学長・日比野克彦さんのAERA 2023年4月10日号の記事
掲載されていた内容について話を進めてみましょう。

なお、青文字部分は記事の抜粋になります。

日常的に「好き」という感情は芽生えることは多々ありますので、
これが自分は好きだなんということは分かるかもしれません。

しかし、
「本質的に自分が何が好きなのか?」ということになると
難しくなってきます。

例えば、絵を見て「好きだな」と感じたとしても、
その絵のどんなところが好きなのか、色なのか、描かれている場所なのか、
その場所の何が好きなのか、といったふうに分析していかないと、
本当の「好き」は分かりません。

そんなに難しく考える必要ないと思われるかもしれません。

それでも、
「好き」が結果的に「仕事」になっていけば良いと思いませんか。

好きが仕事にできることは素晴らしいことだと感じています。

自分の好きなことが人から価値を認められ、
「欲しい!』と言われる。

そうすれば、楽しく仕事ができ、楽しく人生を送れると思います。


周りを見ていても、
好きなことを仕事にできている人は、ほとんどいないと感じています。

それほど、現実的には難しいと思われていることなのだと思われているのでしょう。

そういうなかで日比野さんは、次のように答えています。

さまざまなジャンルにおける自分の「好き」を
複合的につなげる柔軟さだと思います。


そうすれば、自分にしかない「好き」になり得るし、
その方が他者との接点は増えていくはずです。

他者との接点が見いだせない、
ある1点だけの「好き」を追求すると、他者からは遠ざかってしまいます。

「好き」を職業にできたとしても、常に距離を置いて見る視点が必要です。

孤独に「好き」を探究する方法もあるけれど、人間は孤独には弱いものです。

メンタルはすぐに鍛えられるものではありません。

まずは自分の「好き」を分析して複合的に応用していく
スキルを身に付けることをおすすめします。



この記事のあるように、
「好き」を仕事にするためには、「他人との接点」を持つ必要があります。

他人との接点がなければ、
その「好き」は独りよがりのもので、社会から受け入れられないからです。

ところで、
あなたは「好き」を仕事にできていますか?

できていないとすれば、
今回の日比野さんの記事を参考にしてみてください。