今回は、漫画「約束のネバーランド」3巻(集英社)からの話です。
この漫画はすでに完結していますが、
テレビアニメ化・小説化・映画化された人気作品です。
主人公である11歳の少女が仲間と共に、
鬼の支配する世界からの脱出を図る手に汗握るストーリーとなっています。
是非一度読んでいただけばと思います。
今回タイトルで使った言葉は、
主人公が仲間たちと鬼の手先となっている大人との駆け引きの中の言葉です。。
主人公の少女たちが、
相対する大人から必要な情報を引き出しながらも、
相手の欲する情報を与えないように細心の注意を払っている場面での
最後にかけられた大人からの言葉がタイトルになっています。。
以下は原文の抜粋です。(青文字)
あなた達言葉には気をつけてた
自分達の知りたいことは何か私気取られないように
質問にもその聞き方にも極めて細心の注意を払っていた
偉いわ
でも自分の優位にあぐらをかいて油断しすぎ
人間はね その場に立っているだけで情報の固りなの
態度 目線 まばたき 汗 仕草 瞳孔 脈拍
全てが相手を探るヒントなのよ
ぬかった…!
僕らが失言しないのは想定済
だから狙い見ていたのは
僕らの言葉だけでなく
自分の言葉に反応する僕らの反応
いや〜 ここまでするのかと思いますが、
敵対関係に関わらず人を相手するときには必要なことだと感じています。
自分の目的を達成するためには、人の協力も必要です。
自分の意にできるだけ沿うように動いてもらう必要があります。
でも、人は自分の思うように生きたい生き物ですから、
こちらの意に沿うようには基本的にはなっていません。
意に沿ってもらうためには、動いてもらえるように
こちら側の対応を変化させていくことが大切になります。
対応を変化させるためには、
相手の反応を詳細に観察し分析を行わなければ、
それに合った策を立てられないのです。
人に対する対応だけではなく、
時流に対応する場合も同じことが言えるのではないでしょうか。
社会で起きているさまざまな現象や情報を詳細に観察し、
時には肌感覚で感じることも必要だと思います。
社会も人も大きく変化している時代に対応するためにも、
その観察力を高めていくことは必須になっていると思います。
その観察力を高めるためにも、
今回の話のように見逃してしまうようなことにも細心の注意を向け、
察知する機会をより多く持つことが重要です。
あなたは、今回の話題をどのように感じたでしょうか。