身長がどのようして伸びるのか?

サプリメントアドバイザーの児玉晃典です。

本日は身長がどのようにして伸びるかについて考えてみましょう。

身長を伸ばす3大要素は、「食事、睡眠、運動」です。

まず第一に、必要な栄養をバランスよく摂ることが、
子どもが成長するための大前提となります。

さらに、身長を伸ばすことに大きく関わる成長ホルモンは、
眠っている間に分泌されますので、十分な睡眠が必要です。

また適度な運動が、食欲を増進させると同時に、
深い睡眠をとることを助けますし、成長ホルモンの分泌も促します。

子どもの身長が伸びるというのは、
実は骨が伸びているということです。

 

 骨端線

人間の体には、年齢によって差がありますが、
約200個の骨があります。

子どものうちは1個の骨の両端に「骨端線」と呼ばれる
柔らかい部分(軟骨部分)があり、ここが伸びていきます。

大人になるとこの骨端線が硬くなるため、
骨は伸びにくくなってしまうのです。

そして、
この骨の成長に大きく影響しているのが成長ホルモンです。

成長ホルモンは、脳の一部である脳下垂体で分泌されます。

昼間、起きて活動している間より、
夜、眠っている間に多く分泌されるのが特徴です。

成長ホルモンは直接骨に働きかけるわけではなく、
肝臓で「ソマトメジンC」というホルモンがつくられるのを
助けます。

そして、
ソマトメジンCが骨の骨端線に働きかけることによって、
骨が伸びていくのです。

【ソマトメジンC】

ソマトメジンC

骨の成長に大きく関わる「ソマトメジンC」は、
アミノ酸の一種で、別名を「IGF-1」と呼ばれています。

脳下垂体で分泌された成長ホルモンが血液によって肝臓へ運ばれ、
肝臓に働きかけることにで、ソマトメジンCがつくられます。

そして、血液のよって全身の骨の骨端繊まで運ばれて、
骨の成長促進に働きかけます。

骨の成長には、肝臓の健康もおおいに関係しているのです。

・ソマトメジンCを増やすもの

たんぱく質(アミノ酸)
亜鉛 カルシウム
炭水化物
カリウム
ビタミンB2、B6