サプリメントアドバイザーの児玉晃典です。
今日は新型栄養失調について考えてみましょう!
今日本人の食生活に黄色信号が出ています。
隠れた栄養失調ともいえる「新型栄養失調」が
子供や若い男女、高齢者に増えてきているのです。
日本人は「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」が足りていないのです!
そもそも栄養失調とは、十分なカロリーや栄養が足りていない状態のことをいいます。
栄養失調になる原因としては、貧困で食べ物が満足に食べらない状態にあったり、
拒食症などの病気が考えられると思います。
しかし隠れた栄養失調、「新型栄養失調」は
普通の子供や学生、サラリーマン、高齢者が
朝昼晩3食の食事をちゃんと摂っているにもかかわらず起きてしまうのです。
通常の栄養失調と違う点として、
カロリーは足りているのに栄養が足りないことで引き起こされます。
つまり、摂るべき栄養がきちんと摂れておらず、栄養不足の状態になるのです。
日本は飽食の時代になって、そこら中には外食や弁当、ファストフード食などが氾濫し
炭水化物・糖質や脂肪が多い、カロリーだけ過剰に摂る傾向にあります。
一方で、体に必要な栄養素であるたんぱく質、ビタミン、ミネラルが不足して
体調を崩してしまう高齢者、若い男女、子供が増えてきて問題になっています。
たんぱく質の不足は、特に高齢者の間で多くなっています。
具体的には血液中の「アルブミン」という成分量が指標になっていて、
この数値が低いと栄養が摂れていない状態なのです。
ビタミンやミネラルも、体のさまざまな働きに関係する重要な栄養素です。
そのため、これら3つの栄養素が不足すると体がだるい、疲れやすい…など、
いろいろな症状や不調が現れ、さらに病気を起こすことにもなります。
新型栄養失調のなりやすい人の食事の傾向をチェックしてみると…
・肉や卵等の食品をあまり食べない
・野菜をあまり食べない(好きではない)
・食事に惣菜をよく利用する (揚げ物、サラダ、煮物など)
・麺類(ラーメン、パスタ)を好んで食べる
・インスタント食品冷凍食品をよく利用する
・一日一食はデリバリーの弁当を利用する
・コンビニ弁当をよく利用する
どうでしょうか?あてはまる項目が多いほど新型栄養失調の疑いありです。
ではこれらの栄養が不足することにより、体にどのような影響を与えるんでしょうか?
■たんぱく質が不足すると…
タンパク質は筋肉や血液、臓器を作る材料になります。
不足すると、骨折や貧血、さらに脳出血、結核、肺炎など
さまざまな病気の原因になります。
筋肉が不足し転びやすくなったり、体が疲れやすくなります。
■ビタミン、ミネラルが不足すると…
ビタミン、ミネラルは大切な栄養素です。
食べ物から摂った栄養の代謝、つまり人間の生命活動に必要な、
エネルギーの生産に関わっています。
また、身体の機能を正常に保つよう調節するのに使われます。
なので、
不足してしまうとエネルギー生産が正常にできなくなるため、
体疲れやすくなるのです。脳のエネルギーも不足するため、
イライラしキレやすくなります。
<ビタミン・ミネラルを多く含む食品>
野菜・果物・大豆製品・魚介類
このように、
カロリーばかり多くて、たんぱく質、ビタミンやミネラルが不足している食事を続けると、
体に悪い影響を与えて、様々な病気を発症させる原因になってしまうのです。