鴻上尚文さんを変えた3つの言葉とは?

以前にも紹介しました「先生の学校」のメールマガジンの記事の中に、
作家で演出家の鴻上尚文さんの記事が掲載されていました。

鴻上さんが大切にされている3つの言葉が印象的でしたので、
皆様と共有したいと思います、

  • 『悩むこと』と『考えること』を別々にする
  • 人生は『0か100』じゃない
  • シンパシーよりエンパシー

ひとつずつ考えてみたいと思います。

『悩むこと』と『考えること』を別々にする
漠然と考えていても解決の道は見つからず、時間ばかりが過ぎていく。
悩むという行為は抽象的だからだ。
具体的に何が問題なのかと考えることで、初めて前に進むことができる。


確かに何かを考えているようで実は悩んでいる状態に陥っていて、
一歩も前に進んでいないことが結構あるなと思います。

実際にその時は何がしたいのかを明確にして、
その実現するために具体的になるをするを考えてみることが大切だと思いました。

人生は『0か100』じゃない
失敗すると、もうダメだと思い込んでしまう人が多い。
自分を責めて落ち込んで、ますますゼロに近づいていく人も、
けれど100じゃなくても意味はある。

人生の中で、100点が取れることなどほとんどないのであるが、
学生時代の習慣なのか、100点を目指してしまうし、
スタートでつまづいてしまうと、落ち込んで行動をやめてしまうこともあるなと思います。

最初につまづいてやめてしまったらゼロですが、
諦めずに何らかの行動を起こせば、50点くらいにはなるかもしれない。
ゼロよりは何点でもある方が良いに決まっています。

一旦は落ち込むかもしれないけで、
そこから踏ん張って次に進もうとする気持ちが大切だなと思います。

シンパシーよりエンパシー
鴻上さんはシンパシーとエンパシーを次のように捉えておられます。
「私とあなたは違う、悲しいね」というのは、シンパシー
「違いを認め、それぞれの自由と尊厳を尊重しつつ、
お互いに何ができるかを考えよう」というのがエンパシー

多様性が尊重される時代になると、
考え方の違う人たちと一緒に何かをすることが増えてきています。



仕事をする上では、価値観の優先順位が違う人ばかりですから、
何でこんな考え方をするんだろうと思うことも多々あります。



そういう相手を認めることは自分自身なかなかできていないなと思います。
かといって、排除することもできないので、悩むことになります。

エンパシーを身につける訓練を続けていくことが
今まで以上に大切になってきているのだと思いました。

今回は、
鴻上尚文さんの言葉が生きていく上で非常に参考になると思い、
皆様と共有させてもらいました。

皆様にも参考になれば嬉しいなと感じます。